適正な仮想通貨に関する所得額を算出するためには以下の取引について個別に対応していただく必要があります。
①ICOについて
ICOに参加された場合はICO参加時に支払った通貨により新たに交付される通貨やトークンを購入したという処理を行います。
そのためウォレット等からICO参加時に支払いを行った取引履歴を特定していただく必要があります。
Guardianでは申込後にお送りします所定のフォーマットにご自身でICOの情報を入力していただきご提出いただきます。
②ハードフォークについて
ハードフォークで付与された新たな通貨は、取得時点では所得が生じませんが、その後売却または使用した時点において所得が発生することになります。そのため売却時に適正な損益計算を行うために、取得時点の情報が必要となります。
Guardianでは申込後にお送りします所定のフォーマットにご自身でハードフォークの情報を入力していただきご提出いただきます。
③取引所を介さない第三者との取引について
取引所を介さずに第三者間で仮想通貨による取引(売買、譲受、譲渡し、貸借取引等)を行った場合、適正な所得計算を行うためにはそれぞれの取引による詳細な情報または証憑が必要となります。
Guardianでは申込後にお送りします所定のフォーマットにご自身で第三者間取引の情報を入力していただきご提出いただきます。
④物品購入等の支払いについて
物品購入時等に仮想通貨で支払を行った際には、物品購入価額と支払った仮想通貨の取得価額との差額が損益として発生します。そのため、ウォレットからの出金履歴から物品購入のために支払った履歴を抽出していただく必要があります。
Guardianでは申込後にお送りします所定のフォーマットにご自身で外部への支払いの情報を入力していただきご提出いただきます。
⑤現物取引と証拠金取引とが同一の取引履歴で出力される場合
現物取引と証拠金取引では仮想通貨による所得の計算方法が異なります。
そのため現物の取引履歴と証拠金の取引履歴とは区別して所得の算定を行う必要があります。
現物取引と証拠金取引の取引履歴が別々に取得できる場合には問題ありませんが、同一の取引履歴として出力される場合にはご自身で現物取引に係る取引履歴と証拠金取引に係る取引履歴を区別していただく必要があります。